調整設置の作業
※ ポンプ据え付け時の芯出し
設置したポンプが数か月で異音や故障が発生してしまうという事があります。
原因は「ベアリング破損」「メカニカルシール破損」「振動・異音」など様々です。
※ 原因となる殆どはミスアライメント(芯ずれ)
軸芯出し(シャフトアライメント)を実施する際、測定値からシムの量を計算して修正しても、
なかなかうまくいかない場合があります。なかなか芯が出ない時間がかかります。
※ カップリングの応力と軸の曲がり
軸芯出し(アライメント)の値は運転状態でゼロに近いのが理想です。実務でゼロを追及すると
作業が困難で多大な時間を要するため、振動が発生しにくい範囲での軸芯出しの許容値が定められています。
そのミスアライメントの量は、回転数や出力、カップリングの種類、中間軸の長さ、設備の設計、
要求される設備寿命等で決められます。
※ ダイヤルゲージのダレによる誤差
回転機の軸の芯出し作業には、ダイヤルゲージが多く使用されてきました。
このダイヤルゲージを使った測定で忘れてはならないのが「ダレ」によって生じる誤差の問題です。
ダレの誤差を解消する手間は小さくありません。
※ いかに設置の作業時間を縮小するかが鍵ですね。
ダイヤルゲージやレーザー軸芯出し器など、各種機器を使い測定できても、その数値等を見ながら
の調整作業は大変です。その数値により調整作業を的確に教えてくれるのこの ALCAL 計算機です。